ノッキングの原因に誤った記載がありました。済みませんでした。

davinci1.0がノッキングした際に、電源を切って無理やりフィラメントを引っこ抜いた状態を見て

エクストルダーの温度低下も原因として言ってましたが、これは誤りでした。


ただ、ノッキングを起こしたときに、中断して改善されると言うのは、中断することで無駄な

フィラメント消費や空レイヤ状態になるのが、緩和されるという風に言い直すのが良いのかな?

更に、送り歯モーターは停止するので、送り歯によるフィラメントの折れや削れが緩和される効果もあります。


そこで、再度、

よくよく調べるとバレルに入る直前でバレルからの余熱でフィラメントの太さがバレルの孔径

より太くコブ状なっていることが判明しました。


では、中断するを実行するとどうなるのかを考えてみました。

エクストルダーはホームポジションで待機状態になっています。

この間、バレルの余熱で更にフィラメントは温められコブが柔らかくなって、さらにノッキングの際に蓄積されたフィラメントへの圧と相まって、フィラメントが再びバレルへ押し込まれたのかもしれません。


今、ノッキングの対策として当方が実行しているのは、エクストルダーの後方についているFANによるバレルの強制冷却です。

通常 xyzwareが吐き出すg-code にM107(FANoff命令)となっていますが、そこをM106 S128に書き直すだけです。(このS値(50%)は当方の場合で適当に変更してください)


書き直す具体的な方法はSDカードのoffline_print.gcodeをメモ帳で開き

SAMPLE01.gcodeなどの内容と入れ替える。(3つの内どれでもよいが起動はそれぞれ対応したデモ、キーホルダー等を・・・ユーティリティから選択すること)

用心のために入れ替えたSAMPLE01.gcodeの「2007/1/1 0:03 2007/1/1 0:03」 更新日時 作成日時 に戻しています。(私は、最初からそのようにしているので、これが効果あるのかどうかは不明)


当方のSDカード初期状態

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ファイル名            サイズ(バイト) 更新日時 作成日時 

ad_check_0001         2400   2007/1/1 1:01 2007/1/1 0:00 

Machine_Life.dat                14        2007/1/1 5:27 2007/1/1 5:27 

SAMPLE01.gcode       647127        2007/1/1 0:03 2007/1/1 0:03 

SAMPLE02.gcode       426855        2007/1/1 0:03 2007/1/1 0:03 

SAMPLE03.gcode     3829421        2007/1/1 0:04 2007/1/1 0:03 

FW_upgrade.dat          251912        2007/1/1 1:01 2007/1/1 1:01 

ad_check_0002               1400         2007/1/1 0:05 2007/1/1 1:01 

offline_print.gcode    10957634        2007/1/1 0:05 2007/1/1 0:04 

last_temperature.txt               2         2007/1/1 0:00 2007/1/1 0:00

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 属性は全てA  その他の情報はなかった セキュリティー は everyone だった

単に書き込み可能なアーカイブだったと言うことなので、色々書き替えてたら問題なく動いたといことです。


当方の具体的な方法をメモしておきます。

1.xyzware若しくはその他ソフトによってG-codeを作る

  他のソフトによって作られたG-codeは「なぐぅ氏」コンバーターで *.3Wにする

  xyzwareはそのまま

2.xyzwareから印刷命令をダヴィンチに送る

  ※なるべくxyzwareの旧版をスタンドアロンのPCで動かし、ダヴィンチと繋ぐ方法が望ましい

3.印刷命令が完全にダヴィンチに送信されたらダヴィンチの電源を切る

4.SDカードを取り出す。

5.offline_print.gcodeをメモ帳で開き、必要な個所を修正する。

6.元々ダヴィンチのSDカードに3つあるビルディングサンプルの何れか1つをメモ帳で開く

  メモ帳で開かれた修正済みoffline_print.gcodeの内容を例えば

  SAMPLE01.gcode(デモ)の内容と入れ替える

7.更新日時 作成日時 を元に戻す。(飽くまで、当方が用心してやっているだけ)

8.ダヴィンチにSDカード戻し、電源を入れ、ユーティリティから上の例であれば

  ビルディングサンプル - デモ で実行すればよい

  この時点ではPCは使いません。

  また、直接その他のソフトで得られたG-codeもxyzwareに準じたヘッダーを書き込んで、

  SDカード内のSAMPLE**.gcodeの内容と入れ替えれば、ダヴィンチはスタンドアロンで

  印刷してくれます。

  いちいち、「なぐぅ氏」コンバーターを使わなくても動きます。

※ただし、今度はxyzware場合、吐き出された *.3W をG-codeに戻す作業が必要となります。

*.3WをG-codeにするには上の手順2~4を実行しなければ得られません。しかし、これが、一番安全で確実だと思います。確かに、他の方法もあり、当方も使ったことありますが、かなり面倒です。下手するとどうなるのかわかりません。GUIができたら使ってもよいとは思いますが現時点では伏せて置きます。


SDカードへの直接書き換え嫌な方は、従来通り*.3wで印刷をしたい方用

「なぐぅ氏」コンバーターを使う際に必要になるかもしれませんので、

XYZware2.1.23.1で吐き出されるヘッダーを以下の通り記して置きます。

; filename = Task.3w 

; print_time = 

; machine = daVinciF10 

; total_layers = 60 

; version = 17061609 

; total_filament = 7721.0 

; nozzle_diameter = 0.40 

; layer_height = 0.25 

; support_material = 1

 ; support_material_extruder = 1 

; extruder_filament = 4918.03:0.00 

; extruder = 1

 ; filamentid = 41,41, 

; materialid = 0, 

; fill_density = 0.15 

; raft_layers = 0 

; support_density = 0.20 

; shells = 2 

; speed = 45.000 

; brim_width = 0.000 

; dimension = 102.08:66.24:15.10 

; Call_From_APP = XYZware 2.1.23.1 

; speed_limit_open = 1 

; Total computing time = 0.000 sec. 

; threads = 1


  以上

之りをん's Ownd

元々、どっかの依頼で30年以上に渡り、人工乳房というものを作っていました。 その事業の中でモデリングソフトや加工機が増えていきました。 諸事情に人工乳房の方は止まっています。 先程述べた機器を捨てるのも勿体ないのでCNC化(パソコンで制御して加工する)して モノ作りは続けています。

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