未だにダヴィンチ1.0? それが何か・・・

前回の高さセンサーの変更でベッドの高さ調整はかなり改善されたと思います。

更に、この改造で、ベッドのガラスの上に大型ユニバーサル基板を置いて印刷も可能になります。

印刷物の固着が良くなる、とか、テープが要らないので経済的とか、これを複数枚用意したら、

待ち時間無で次の印刷ができるとか、色々と便利は便利です。

デメリットは鏡面が得られないことと、基板の穴詰まりの掃除大変です。


さて、垂直方向は簡単に調整出来る様になりましたが、水平はどうでしょうか?

XYZプリンター社の提唱するキャリブレーションですか?

馬鹿らしいですね。あのやり方、


そもそも、高さ調整ねじの付いているところを1点測り、その他2点は別の場所を図っている。

空間認識に長けていない私にはあの方法が便利とはとても考えられません。


そこで、私はとりあえず、キャリブレーションしますよと機械には伝えますが、所定の位置にベッドが来たら、その時点で即電源切ります。


後は手動で高さ調整ねじのある所までノズルを持って行き、ベッドとノズルの間隙を3点ほぼ同じにするだけです。

一直線上にない3点であれば、どの3点を取っても平面は確定するのでこれでいい筈だと思います。


詳細な手順は

1.とにかく1つ目の高さ調整ねじ上にノズルを手動で持って行きます。

  それと、調整ねじが上下できるゆとりがあるかも確認しておきます。

  無ければ、その個所を上下できるゆとりが出る状態にして下さい。

2.名刺などある程度厚みの判っている紙をベッドとノズルの間に置きます。

  入らない場合はZ軸を手動で動かしベッドを降ろしてください。

  隙間が大きすぎたら、逆にZ軸を上げて下さい。

  ベッドとノズルの隙間に紙の出し入れ出来るが、それ程スムーズではない状態にします。

  (私の好みは少しきつめだが抜き差しに問題の無い程度を目標にしてます。好みの問題です)

3.1点目の位置決めが終わったら、次の調整ねじのところまでノズルをゆっくりと力をあまり

  入れずに動かします。

  理由は目標の調整ねじの所が極端に高かった場合ベッドのガラスを破損するからです。

  移動できない場合は1つ目より高いのですから、2つ目の調整ねじのでベッドを下げて下さい。

  もし、調整ねじで調整しきれない時はZ軸を下げて下さい。

  この場合は1つ目の調整ねじのところへ戻って、今度は1つ目の調整ねじでベッド高さを

  紙の抜き差しをして調整して下さい。

4.3つ目の調整ねじも、前述同様に調整して下さい。 

  3点とも紙の抜き差しが同程度にできる様にすればOKです。


以上

之りをん's Ownd

元々、どっかの依頼で30年以上に渡り、人工乳房というものを作っていました。 その事業の中でモデリングソフトや加工機が増えていきました。 諸事情に人工乳房の方は止まっています。 先程述べた機器を捨てるのも勿体ないのでCNC化(パソコンで制御して加工する)して モノ作りは続けています。

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